7/25オンライン講座「学校ムリでも仕事につけますか?」開催報告
『多様な学びプロジェクト』では、「学校ムリでも大人になれますか?」と題し、6~8月にかけて、毎月不登校への理解を深めるオンライン講座を開催しています。
シリーズ2回である7月25日(土)は、不登校新聞編集長・石井志昂さんと、「不登校女子高生」からビルゲイツ、ベッカムの通訳をつとめる世界的通訳者となり、英語コーチングでも知られる田中慶子さんにご登壇いただきました。
100名以上の参加となり、参加者の熱量の高さがチャットコメントからも伝わってきました。
7月のゲストスピーカー・田中慶子さん と石井志昂さん
(お二人のプロフィールについて詳しくはこちらをご覧ください。)
・学校に行かなくなったきっかけ。 ・その時、親の反応は? どう接してほしかったか? ・不登校から「仕事」に至った道筋。 ・「学校ムリ」だった仲間も、みんなふつうに生きています。 ・仕事はいまでもハラハラ、ラクじゃない。だからこそおもしろい。 ・勉強はいつからでもできる。 ・オフロードな生き方をしてきた経験が今、とても生きている。
朝起きるのが苦手で、行く時間がだんだん遅くなって最終的に学校に行かなくなったという田中慶子さん。新聞の隅っこに見つけた記事がきっかけで、別の「場所」を見つけ、やがて道を切り開いていくことになるお話には、目が開いていく感覚がありました。また、今、思い立って「数学」「算数」をやり直してるんですというお話にはなにか勇気づけられました。
石井志昂さんは視聴者からチャットで寄せられた「子どもの暴力に悩んでいる」という質問に対して、多くの当事者や専門家と話してきた経験から丁寧に答えてくださいました。内容とともに、その姿勢の優しさが心に沁みました。
不登校から仕事につく第一歩として、「責める」のではなく、子どもの主体的な挑戦が起こる環境をつくること、見守り支え、時にちょこっと背中を押すのが鍵なのかなと感じました。
ノンストップの2時間トーク、他にもいろいろな話題が飛び出しました。すべては書ききれませんので、ぜひ、アーカイブ動画をご覧いただけたらと思います!
さらに、時間内に応えきれなかった視聴者からの質問に対して、終了後「質問回答編」として追加トークをしてくださいました。
<参加者の声>
・不登校の当事者さんたちがご自分の気持ち、考えを率直にわかりやすく伝えてくださったこと。さらに、そこをどう乗り越えてきたか、いま最中にある親子がどうしたらいいか、周りがどう考えたらいいか、たくさんの示唆に富んでいた。
・自分の今知りたいことにぴったりの内容だった。コメント欄をうまく使って、オンライン参加の良さが出ていたと思う。
・先の見えないトンネルの中を彷徨っているような気持ちだったのが、明るく元気に乗り越えられた姿と、柔軟な思考にとても元気をいただきました。
アーカイブ動画および「質問回答編」は、ともに、「Tomarigi Online (とまり木オンラインサロン)」に入会いただけますと何度でも視聴いただくことができます。入会金無料、月会費1,000円となっています。
過去の講座および今後のオンライン講座も会費のみで受講できます。 (なおオンラインサロンはフェイスブックを利用しています。講座の感想やホームエデュケーション、多様な学びについて仲間とシェアできるとまり木オンラインサロンは、いつでもメンバー募集中です。入会はこちらから
★次回予告
オンライン講座「不登校・ひきこもりの子どもが一歩を踏みだすとき」 8/29(土)14:00~16:00
8月は不登校相談を受けて約50年、『レジェンド(伝説)』と言っても過言ではない、カウンセラーの内田良子さんから話を伺います。
オンラインだからこそ、普段はなかなかお会いすることができない内田良子さんのお話が直接伺えます! チャットや事前のアンケートを活用して、皆さんが今一番聞きたいことを直接聞くことができます。
悩んでいるのは一人じゃないということが実感できます。ぜひ、ご参加ください!
当日欠席される方には録画動画をお届けいたします。 詳細・お申込みはこちらから
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