ここから世界へワークショップ 第2回「アフリカを体験しよう」
▼ここから世界へワークショップ 第2回「アフリカを体験しよう」
『ここから世界へ』のワークショップは「多様な学びプロジェクト」と「開発教育協会(DEAR)」が共同で開催しています。今回は連続講座であり、「アフリカ」をテーマに9人の子どもたちが参加しています。
第2回目は「アフリカを体験しよう!」ということで、実際にアフリカ料理を作って食べてみました。そのレポートをお届けします
▼アイスブレイク
最初にまなみんから子どもたちに、チャット機能を使ったアイスブレイクが行われました。「カレーが好きな人?」「アフリカの音楽を聴いたことがある人?」など、みんな応えてくれました。中にはアフリカの楽器の名前を教えてくれる子もいました。
画面には、エプロンをつけ、作る気満々の子どもたちがいて、今日の日を楽しみにしている様子が伝わりました。
▼アフリカ料理の先生やスタッフを紹介
今回は、アフリカ料理を作るということで、アフリカ料理に詳しい「アフリカ理解プロジェクト(APR)」の方やガールスカウト36団の方に協力していただきました。
アフリカ理解プロジェクト(以後ARP)とは、アフリカで活動した海外協力隊員が17年前に作った団体です。アフリカと日本をつなぎたい、アフリカをもっと知ってほしいという想いから、今回も快く引き受けてくださいました。普段は、みんなの興味を惹くような情報の提供や本の出版、ワークショップ、アフリカプロジェクト等、たくさんの活動をしています。
ガールスカウト36団は、APRと一緒にアフリカに関わる活動をしている団体です。今回は3人の女子高校生が協力してくださいました。
▼アフリカのお話「中高生エチオピアツアーについて)
ガールスカウト36団の方から、初めてアフリカ大陸に渡り、エチオピアを訪問した話を聞きました。訪問する先々で、初めて知ることや驚く体験があり、これまで描いていたアフリカのイメージを変える機会となったようです。先入観を持たずにいることが大切というお話もありました。
その後、質問タイムが設けられ、子どもたちから「コーヒー豆はなぜ緑色なのか」「エチオピアの人口は都市に集中しているのか」「病院についてもう少し知りたい」など出てきました。中高生たちの生のレポートに興味が沸いたようでした。
▼いよいよアフリカ料理作りへ
はじめに、今回作る料理の動画を見て、見通しを持ちました。今回は「チキンザルマ」「アボガドジュース」の2品を作ります。
「チキンザルマ」はニジェールの料理で、「アボガドジュース」はモロッコでよく飲まれるジュースだそうです。
今まで見たことも作ったこともない料理。でも、特別な材料や道具は使わず、身近な材料でできちゃう!?アフリカ料理!さあ、どうなるかな?いざ、スタート!
▼クッキング中
ARPの白鳥さんが子どもたちの様子に気を配りながら、ゆっくり丁寧に料理を教えてくださいました。みんな真剣に聞き、料理を一生懸命作っていました。
「アボガドジュース編」…アフリカの中でもイスラム教徒が多い国には、日本ではまだ知られていない美味しい飲み物があるそうです。カラフルなジュースの写真も紹介してくださいました。
アボガドを今日初めて食べるという子もいて、ドキドキ、ワクワクしている様子が伝わってきました。
「チキンザルマ編」…この料理は生きている鶏を市場で買ってくるところから始まるというお話に驚きの声。鶏をさばいて、包丁でミンチにして焼いて食べる、ワイルドな料理なのです。
早く出来上がった子の中には、肉汁でオリジナルソースを作るなどし、楽しんでいた子もいました。
▼できあがり~!美味しそう~!
アフリカをイメージして、盛り付けてみました。
どれも素敵な盛り付け!そして、みんな美味しそう!
みんな同じ料理を作っているのに、一人ひとりが少しずつ違って、みんなとても美味しそうです。
「いただきま~す」の後は、みんな食べるのに夢中で、しばし静かに・・・。
そして「美味しい!」「最高!」との声が上がりました。最後まであきらめずに頑張って作った料理は、やっぱり美味しいと思います。
今回のアフリカ料理を作るにあたり、兄弟姉妹や親子など、家族でチャレンジした回にもなりました。みんなで食べるとアフリカ料理もなお一層美味しく感じられたかもしれませんね。
▼お楽しみ!動物クイズ
最後に、ナンシーからアフリカの動物クイズ!
今回は第2問目。クイズは全部で5問あるので、全部の答えを覚えておくのも、このクイズの隠れたポイントになります。
アフリカ料理を作ることで、「おうちからアフリカ」がぐっと近づいた第2回でした。
ご協力いただきましたアフリカ理解プロジェクトの方々、ガールスカウト36団のみなさん、本当にありがとうございました。
次回の11月26日(木)は、「アフリカと日本のつながり」に注目していきます。これからの学びがまた楽しみです!
(ナンシー)