NPO法人多様な学びプロジェクト 伴走支援事業「不登校支援団体合同ミーティング(最終回)」参加団体の声

NPO法人多様な学びプロジェクトは、赤い羽根福祉基金助成事業(2024年度継続助成)に採択され、以下の事業を行っています。
事業名:不登校の子と保護者を支える居場所運営者の為の研修サイトとプログラム開発、及び地域ネットワーク構築事業
主な活動内容:
〇小さな居場所から大きなフリースクールまで様々な不登校支援団体の伴走支援
〇不登校支援団体ニーズ調査
〇不登校支援団体向けオンライン交流会
〇不登校支援者向け・一般向けのオンライン講座開催 など
2025年2月25日、2024年度に「不登校支援団体の伴走支援プログラム」を実施させていただいた団体と合同ミーティング(最終回)をオンラインにて開催させていただきました。
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「不登校支援団体合同ミーティング(最終回)」
■参加団体 NPO法人多様な学びプロジェクト・伴走支援プログラムご利用団体(不登校支援団体)
〇大阪府:きみの森
〇鳥取県:認定NPO法人ハーモニィカレッジ・まなびー馬
〇福岡県:子どもの居場所クローバー
〇兵庫県:一般社団法人デモクラティックスクールまっくろくろすけ
〇大阪府:一般社団法人はらいふ
■ミーティング目的および内容
目的:
〇今年度の伴走支援プログラムでテーマにした「団体課題」の再整理
〇新年度の運営に向けてのヒントを得る
〇伴走支援を受けた団体がお互いの団体の取り組み状況を知り交流する
内容:
2024年度を振り返り「団体課題に取り組んでみてどうだったか」「次年度は特に何に注力していきたいか」を発表。その後、他団体からコメントや質問をもらい情報交換・交流。
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「不登校支援団体合同ミーティング(最終回)」にご参加いただいた各団体代表の皆様からお寄せいただいたご感想を、以下に紹介させていただきます。
〇他のスクールの課題と解決策が見えて、とても学びに繋がりました。
〇この先の自分・自団体に起こるかもしれない話というのがその通りだなと思いました。実際にそれぞれの現場を見に行きたいなと改めて思いました。
〇他団体さんと出会い、話を伺える貴重な機会となりました。
〇助成金への取り組みや、他のスタッフとのミーティングの改善に取り組んでいくことも今後、長い目で挑戦していければと思っています。
〇初めて話を聞く団体もあり、みなさんの苦労が知れた。
それぞれが工夫している点や伴走支援がどんなものか、他団体の話でより理解できた。
都道府県、地域の差も感じられた。ホームページでは知れない雰囲気が伝わってきました。
ミーティングの最後に、伴走支援事業をサポートしてくださった河合将生さん(NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime 代表)からもお話をいただきました。
・団体の哲学は、運営者の自分自身にも落とし込む
・他の学びにも触れてみると、学びほぐしになる
・勇気、思い切る。ちょっとした小さな一歩を進めてみる
・ステージ変化によって、人との関わりも変化する
・個人のミッションが、団体の活動で実現できているか
というような内容で、多角的なアドバイスをいただくことができきました。
河合さんのお話の中で、個人的には「個人のミッションが、団体の活動で実現できているか」という視点にハッとさせられました。
自分の想いから始まった小さな活動が、やがて団体活動となり、その活動も日常化していく流れの中で、一番最初の原点の部分「個人的な想い・個人的なミッション」に立ち返る時間を持ち、振り返りをすることで、活動のエネルギーを再充填できるようになると感じました。
NPO法人多様な学びプロジェクトの伴走支援事業は、全国規模の不登校中間支援組織として、フリースクール/居場所の運営力向上と人材育成に取り組み、支援の質の向上およびフリースクール/居場所の数の増加に向けて行動していきます。
2025年度も、不登校支援団体への伴走支援プログラムを引き続き実施させていただく予定です。
不登校支援団体の様々な活動を通して、不登校の子どもと保護者の状況がより良くなること心から願いつつ、わたしたちはこれからも不登校支援団体のサポートに取り組んで行きます。
(記事:熊谷)
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