【開催報告】自主企画『みんなのアート展』
こんにちは!とまり木オンラインサロンに参加している手塚です。
2022年11月24日(木)に、とまり木オンラインサロンの自主企画としてバーチャル空間を利用した展示会「みんなのアート展」を、同じく参加されている月岡さんと一緒に開催いたしましたので報告いたします。
(広報画像)
目次
1.この企画が生まれるまで
2.開催した内容
3.当日の様子と運営
4.感想
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1.この企画が生まれるまで
雑談の中で生まれた自主企画
「家の中で過ごすことが多い」
「なかなか作っても誰かに見せられない」
「どこかで人とつながりたい」
とまり木オンラインサロンのホームスクーリングの情報交換部屋でこんなお話が出ました。そういえば、毎回参加していると、とてもおもしろいアイデアや活動を聞く機会があるけれど、見てみたいなと思ってもなかなか見る機会がないことに気がつきました。見せ合う機会を作れないかなという話が度々出ていました。
とまり木オンラインサロンのFacebookメッセンジャーで生駒さんに相談してみると、「やってみたらいいですよ」と言ってもらえました。とても嬉しく、月岡さんと手塚で企画を進めようということになりました。
どんな方法が良いのか
●多くの人の作品を展示するには
「沢山の作品を展示できるかな」
「展示だと広さによって数が限られてしまうね」
「展示が多いと見る人も大変かな」
開催経験がないので、様々な不安がありました。すると、月岡さんから「動画にしたらどうかな?」「本をめくるように次々に紹介するような」というアイデアが出て、やってみることにしました。
●出品しやすくするには
「同じテーマで横並びだと、比べているようで喜べないことがあるかも」
「大げさな感じだとはずかしくなっちゃう」
「長い時間だと疲れてしまうから、すき間時間で見られたらいいね」
「申込を簡単に」「複雑なルールはなしに」
「会場に来るきっかけになれば」「感想がもらえたらうれしいね」
打ち合わせの中でこのような話が出ました。とまり木オンラインサロンに参加されている人が対象だから、かしこまった申込など必要なく、メールアドレスに画像や動画など送信してもらうだけにしようと決めました。
●作品を出した人に戻る仕組み
出品するだけだと、一方的な参加になってしまう。見た人からの反応が返ってくる仕組みができないかを考えました。そこで、作品を動画にする時に想いをテキストで入れる工夫や、作った思い出をポートフォリオのように写真を載せて、作品を見た人の感想が入った「感想カード」を作って出品者へ送ることにしました。 どうやって見せるのか
「動画サイトで限定公開にしてURLをお知らせする」
「オンライン会議システムで動画を共有する」
「かっちりしていると緊張する」「その時間にアクセスできるかわからない」 「自由に参加できれば」「わくわくする感じがいい」
このような話が出ました。そこで、手塚が仕事で運用しているバーチャル空間があったので、日にちを限定すれば使えると提案し、バーチャル空間でやってみることにしました。
担当をどうするか
動画制作に興味がある月岡さんが動画を担当し、バーチャル空間を運用している手塚が会場づくりを担当しました。受付や感想カードの送信はお互いに空き時間を活用しながら進めていきました。
2.開催した内容
作品集の動画
月岡さんが、届いた作品の画像を、動画編集アプリを使って編集をしてくれました。動画にするまでには、再生時間の調整・テロップ入れ・音楽・背景などの作業がありました。最終的に数と時間を調整し、1分から2分の動画が3つできました。
動画はバーチャル空間に埋め込み、参加者がサムネイル画像に近づくと自動で再生されるようにしました。
会場のレイアウトと使い方
開催直前に会場へ入るためのURLをご案内しました。URLをクリックすると、会場へ入ることができ、自分用のアバターアイコンが現れます。そのアイコンをマウスで操作しながら、会場の好きな場所へ移動し楽しめるようにしました。詳しい使い方は会場の左上のメモにPDFへのリンクを貼り、スタッフが会場でご案内する時間を設定しました。
●展示ステージ(中央)
秋をイメージして学芸会のような雰囲気を作りました。その中央に3つの動画のサムネイル画像を配置し、それぞれにNo.1からNo.3の番号をふりました。作品一覧のリンクを貼り付け、どの番号の動画に自分の作品があるのかがわかるようにしました。(ステージの木の椅子の前)
●遊びコーナー(左上から「夜も森」.「きのこの森」.「どんぐりの森」の3種)
バーチャル空間なので、うろうろできるコンテンツとして、秋の森をイメージしたあそびの画像を埋め込みました。それに加えて、当日答えが知りたいという要望があったので、池のスペースに答え埋め込みました。
●とまり木オンラインサロン(右)
多様な学びプロジェクトの松井さんが、オンラインの交流サービス「フリーバードキッズ」やとまり木オンラインサロンの質問に対応してくださるとのことでサロンを配置し、ホームページのリンクを埋め込みました。
3.当日の様子と運営
開催時間
0時 会場オープン
0時~24時 自由観覧、出入り自由
11時~19時 スタッフ会場待機、使い方や質問に対応。
24時 会場クローズ
開催時間は、どの時間帯が良いか決められなかったので24時間にしました。そうすれば、活動している時間、オンラインにアクセスできる時間、食事や入浴の時間など、各家庭のご事情があっても、日にちだけ頭にあれば、どこかで参加できると思いました。
そして、会場にスタッフがいるかどうかで、緊張の度合いが違うと思ったので、スタッフがいる時間は、11時から19時までに決め、一人で会場を歩ける時間を設定しました。
参加者
入退室は、セキュリティ上確認できるようになっていますが、アバターの名前を自由につけて良いので、違う名前で複数回ご入場いただいた方がいらっしゃた場合に正式な人数を把握するのは難しいですが、おおよそ50名の方がいらっしゃいました。
ご応募いただいた作品
30名の方からご応募がありました。作品数は、37作品になりました。
内訳は、工作や粘土作品、切り絵、水彩画、天体写真、理科工作、オリジナルキャラクターイラスト、コラージュ作品、活動写真、革工芸作品、デジタルイラスト、お料理写真、季節の手仕事写真、自然素材のアート、園芸作品などで、多様な素敵な作品が集まり、展示することができました。
当日の様子
11時から19時までの様子では、
●展示ステージ
参加者は入場してすぐにステージへ行かれる方が多かったです。展示ステージの在席が一番多かったように思いました。1分から2分の動画なので、短時間で見て帰るということができたように思います。
●遊びコーナー(夜も森・きのこの森・どんぐりの森の3種)
動画を見た後に遊びコーナーに参加される方が多かったです。簡単な遊びと難易度が高い遊びとあり、全部できるまで諦めない方もいらっしゃいました。
●とまり木オンラインサロン
こちらからご挨拶したり、来場者から話しかけてもらえたりもしました。アバターを介しているので、ビデオはオフのままゆっくりお話することができました。各自の予定で自由に退席していただけました。立ち寄ってお話し、一旦ぬけて、また来てくださる方もいらっしゃいました。
中でもとても嬉しかったのは、作者自身がお話してくださったことでした。
制作をしながら起きた出来事
イラストをどんなテーマで作ったのか
将来どんなことをしたいのか
こだわったところ
作品の説明
レシピを公開
いつもやっていること
このようなお話してくれました。会場にアクセスしてくださった勇気や、スタッフや参加者との会話に入ってくれたこと、詳しい作品の説明をしてくださったことに感動しました。会話をしている様子を見て、他の方も近づいてくれて、一緒に聞いてくださったりと、バーチャル空間ならではの光景が見られました。
開催後の感想カード送信
当日はoViceの機能「チャット」を使用して、作品番号と感想を書くことができるようにしました。感想が沢山集まりました。それを番号別に整理し、感想カード画像に作品写真とメッセージを入れ、PDFにしてメールでお届けしました。30人の作者すべてに感想を書いてくださった方もいらっしゃいました。
4.感想
■参加者様の声
🐤今回の企画、運営にとても感謝しております。息子が出品の際、コメントを考えたり、会場に行った際には、直接お話もさせていただいて、一生懸命説明する姿に感無量でした。担任の先生にも、こういう企画があって、参加したと報告しました。
🍎皆さんからいただいたコメントを、こんなに素敵にPDFにしてくださるなんて感激です。息子と嬉しく拝見しました。
🍊今回参加出来てとても嬉しかったです。息子もいただいたコメントを読んで、とても嬉しそうにしていました。きっと少し自信がもらえて、これからさらにクリエイティブに活動しそうです!
🍈会場にいてくださり、そして話かけていただいたことに、とっても感謝しています。さらに、こんなに素敵なもの(感想カード)まで作っていただけるなんて、今感動して泣きそうです。
🐐このように色々なコメントをいただいていて、また、こんなに素敵な形にしてプレゼントいただき…驚きと感謝でいっぱいです。
🍅今朝、頂いたデータを印刷して本人にみせました。お褒めのコメントなど、ニヤニヤと嬉しそうにしています。
🍆個人的にもとても丁寧に作品のレビューを子ども一人一人に返して頂いて驚きましたしありがたかったです。 ありがとうございます!
🧅会場のステージ前にあった木の椅子が良かった。座ってみた。
■バーチャル会場を利用についてのご意見
「oVice」が直感的に操作ができ、すぐに理解できた。
スマホからもアクセスできた。動作が軽くて安心できた。
1日中オープンすることで、何回も空き時間に出入りができた。
話したい時に自分から近づけるので話しやすかった。
アバターでビデオがオフなので安心して会話できた。
他の人が動いていることがわかって、小さな村にいるようで面白かった。
ログインやダウンロードしなくても利用できるので、使いやすかった。
会場がディズニーランドみたいにわくわくした。
気軽に話ができることに驚いた。
スマホからでもアクセスできた。見てるだけでも面白い。
遊びのコーナーを何回もやってみた。面白かった。
イラスト専用の展示があったらいい
以上が報告でした。
長文にお付き合いしてくださり、ありがとうございました。手塚
次回は、2023年3月に開催を予定しています。新しい仲間も増えました。雑談をしながら、わくわくする企画を考えていきたいです。
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