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【開催報告】『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと』(登壇:田中茂樹)

2024年7月27日(土)、オンライン講座『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと』を開催いたしました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

今回は、ベストセラー『子どもが幸せになることば』『子どもを信じること』著者で、4人の男の子の父親でもある、医師・臨床心理士の田中茂樹先生にお話を伺いました。

講座の中臨床心理士である田中先生の視点から、主に親子の関わり方についてお話していただきました。




*告知ページはこちら



▶今回ご登壇いただいたのは


◎田中茂樹さん


医師・臨床心理士。

4人の男の子の父親。奈良市にある佐保川診療所にて、プライマリケア医として地域医療に従事しつつ、不登校やひきこもりなどの子どもの問題について親の相談を受け続けている。

『子どもを信じること』(さいはて社)、『子どもが幸せになることば』(ダイヤモンド社)、『去られるためにそこにいる』(日本評論社)、『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと』(びーんずネット)などの著書がある。



最後に登壇者、モデレーター、顔出しOKなみなさまと記念撮影しました!



▶講座を視聴して


おとなが大切にしたい5つの項目 「親が子どもと向き合う時に、おとなが大切にしたいこと」として具体的な5つの項目について、田中先生が実例や実体験と共に一つ一つ丁寧に説明してくださいました。「子どもは親に信じて見守ってもらって、自分を好きになっていく」とお話される田中先生の講座は、とても分かりやすく心に留めておきたい内容ばかりでした。


「甘やかしと愛情の違い」

その中には、「甘やかしと愛情の違いと言う項目があり、「甘やかしと言うのは、親が楽するために子どもを動かそうとする行動」であると田中先生はお話されました。この言葉にはドキッとさせられました。「子どものためと思っていた言動も、本当は子どものためではなく自分のための言動だったんだ…」と思い返しました。目まぐるしく過ぎて行く日常の中で、なかなか自分の言動を振り返る機会と言うのはありません。今回田中先生の講座に参加して、今一度自分の言動と照らし合わせ、改めて考えるきっかけとなりました。


子どものことは子ども自身が決める

そして最後の「質疑応答」の時間では、たくさんの方々から質問をいただき、その疑問を田中先生にぶつけました。その中で、質問に対して田中先生がすぐに返答やアドバイスをするのではなく、「どうしてこう思うのでしょうね?」と返すところがとても印象的でした。実際に多くの不登校に関するカウンセリング行っている田中先生ですが、「何度もカウンセリングを行い話をしていくうちに、その方が道をみつけられていく」とお話されたことで、質問に対する答えはそれぞれの中にあるのだな、と言うメッセージを受け取りました。

「子どもに対してどうしたらいいか?」とつい考えがちですが、子どものことは子ども自身が決めることであり、親にできることは「自分はどうしたいのか?」と自分と向き合うことが大切なのだと感じました。


▶講座に参加された皆さんの声

いただいた感想をご紹介いたします!


◎自分が近すぎる親だったということがよくわかりました。娘は高校を退学し今は通信制高校に所属しています。ここにくるまで辛い日々でしたが、自分の子育てを振り返りこれまでの価値観を180度変える経験をして今に至ります。今日のお話を聞いて本当に言葉一つ一つが胸に響きました。機会があればまた参加したいと思います。ありがとうございました。(保護者)


親が先回りしすぎることへの戒めになりました。また、自分がいかにご機嫌でいるかが大事というのは日頃とても感じていることだったのでそれでよかったんだなあと安心しました。(保護者・学校教員・支援員)


先生の個人の経験をお話ししてもらえたことがとても参考になりました。親としての自分の行動が、自分を安心させるためになっていないか、課題に立ち向かっているのは子どもであること、と言う視点はぎくりとしました。子どもを信じる気持ちと、親の在り方について大変学びになりました。と言うのと同時に、親が機嫌よくいること、幸せな大人として生きている姿を体現していくこと、それが大切なんだなぁと改めて感じました。ありがとうございました。(保護者・フリースクール関係者)


◎子どもを信じるという基本を教えていただきました。失敗させないのではなく、失敗しても大丈夫という体験こそが大切という言葉に目を開かれた思いです。(学校教員・支援員)


◎田中先生の最後のメッセージがとても良かったです。迷ったとき、子どもに対してコントロールしたい気持ちが強まったとき、『こどもを信じること』を読み返すと、大切な原点に戻れる気がしてとても大切な一冊です。リアルタイムで田中先生のお話が聴けてとても良かったです。安易にアドバイスをするのではなく、自分を省みることを促してくださる姿勢、とても誠実だと感じました。(保護者・フリースクール関係者)

子どもを信じることの田中先生の子育て体験、カウンセラーとしての豊富な経験、人生を慈しみ楽しむお人柄、それらに裏付けされたブレない自信のようなものが伝わりました。アーカイブ動画をみるためにサロン入会しました。とても満足ですし最近の自分の在り方を省みる絶好のタイミングでした。もう1回視聴するかもしれません。本当によかった、生駒さんとのやりとりも自然で言葉選びなど参考になりました。ありがとうございました。(保護者・フリースクール関係者)


きっと甘やかしだと言われてしまうだろうと思っていた子供への接し方を肯定していただいた気持ちで、とても嬉しかったです。 また、回答を聞きたがるような質問にも、答えが一つじゃないから、答えを渡さない答えかたがとても好感が持てました。(親の会でもそのスタンスでいこうと思いました。) 本も読んでみます!ありがとうございました。(保護者・フリースクール関係者)


アンケートにご回答いただきありがとうございました!




<こちらの講座のアーカイブ動画視聴ご希望のかたへ>

とまり木オンライン内にてアーカイブ動画を共有しています。 月額1,980円で過去のオンライン動画が全て見られる他、

毎月のオンライン講座も無料で受講できます。

とまり木オンラインの詳細・お申込みはこちらから




★開催予告★




「発達凸凹の子の具体的言動における脳機能視点の理にかなった対応」~パニック・テンションのコントロール・学習困難の要因と支援~ (オンライン・アーカイブ動画つき) -支援者向け-

2024年8月22日 (木) 20:00 - 21:30

とても反響の大きかった第一弾講座『発達凸凹の子の集団不適応の要因と支援 ~心を育てる脳機能の視点の理にかなった対応~』に続き、今回は、具体的言動に注目しながら、さらに“各論”へと迫る第二弾です!




「通信制高校 保護者座談会」(オンライン・アーカイブ動画つき

2024年8月31日(土)14:00‐16:00

今回は、さまざまな進路の中の選択肢の一つである通信制高校に焦点を当てて、リアルな経験談シェアで、悩んでいるのは一人ではないという安心感と、「少し先の未来への見通し」が持てるような時間にしたいと考えています。



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